消費者パネルと
人的資本を基盤に、
サステナブルな
社会の実現へ
顧客企業の「より良い意思決定」を支援し、
社会の持続的成長を実現
いま社会は、モバイル機器や、デジタルメディアの普及、テクノロジーの発達などにより、多くのモノや情報にあふれ、消費者の価値観はこれまでにないほどに多様化しています。
消費者のインサイトを捉え、どのように市場を創造していくのか。企業のマーケティング活動において、多様化が進む消費者のインサイトを把握することが、より一層重要となっています。
このプロセスは、企業が新たなサービスを生み出すためには必要不可欠です。
マクロミルは、創業当初より独自に構築してきた消費者パネル( 以下、「自社パネル」)と、M&Aによって強化した国内最大級の提携パネルネットワークへのアクセスを通じて、顧客企業がより深く、正確な消費者インサイトを把握できるよう支援しています。つまり、当社が提供する多種多様なマーケティングデータは、消費者インサイトに沿った顧客企業の良質な商品やサービスの実現に貢献しているのです。それは顧客企業の「より良い意思決定」の積み重ねにつながり、顧客企業や社会の持続的成長を実現します。私たちの事業を推進していくことが、顧客企業、消費者ひいては社会全体への貢献になると信じています。
消費者パネルを源泉に
新たな価値を提供
当社グループを通じてアクセス可能な提携パネルネットワークは、株式会社モニタスの連結子会社化により、国内では国内最大級となる約3,600万人※(うち自社パネルは130万人)、海外を含めると約1.3億人超に達しました。これらの消費者パネルからは、データの取得および利活用について、明確な許諾を得ています。
このうち、特に自社パネルから得られるデータは、意識データはもちろん、購買情報やインターネットアクセスログ、位置情報などの行動データ、さらには血液や唾液などの生体データなど多岐にわたります。
このような多種多様なデータを取得できるのは、創業以来、当社が自社パネルと強固な信頼関係を構築し、データ品質の向上に努めてきた成果だと考えています。個人情報の保護に向けた法規制がより厳しくなる中で、自社パネルが持つ価値は、ますます向上すると見込んでいます。
自社パネルや提携パネルから消費者インサイトを取得し、それを顧客企業に届けること。消費者データの利活用を支援すること。さらには顧客企業のマーケティング活動を直接支援すること。こうした当社グループのさまざまな事業活動における付加価値の源泉は全て、自社パネルに根差しています。自社パネルに支えられた当社グループの事業活動が、より良い社会の実現を通じて消費者へと還元されていく、顧客企業と消費者の双方にとってサステナブルな社会共創を推進しています。
- 2023年8月自社調べ。マクロミルおよびモニタスのアンケート配信可能数の合計値(ただし、マクロミルの国内提携パネルネットワークに含まれていたモニタス分は控除)
人材こそが最も重要な資本
当社グループがミッションとして掲げている「お客様が心から満足し、感動するサービスを提供すること」を実現するためには、私たち自身が多様性に富んだ組織であることが必要です。さまざまなバックグラウンドを持つ人材が、互いの違いを尊重し、個や組織の能力と生産性を高めながら、生かしあうことができる環境・風土を整備していきます。
従業員に対しては、教育プログラムの実施などによる成長機会を潤沢に設け、次世代を担う人材育成にも注力します。また、長年にわたりデータを取り扱うことで育まれた「データネイティブな発想」を持つ人材が当社グループの強みであり、それを最大限に生かしたいと考えています。従業員が長く健やかに働ける環境づくりを目指し、従業員一人ひとりが健康意識を高く持ち、心身の健康を維持できるよう、健康意識醸成のための取り組みを実施しています。
当社グループはいま、「マーケティングリサーチ企業」から「総合マーケティング支援企業」への事業モデルの変革期にあり、リサーチ事業を基盤としながらも、データを基軸とした新規事業を積極的に推進しています。今後も引き続き、消費者パネルの構築、人材育成を活動の礎としながら、新たな価値創出に取り組むと共に、オープンイノベーションの加速、ガバナンスの強化といった事業基盤の強化にも継続して取り組んでまいります。
サステナビリティ
基本方針
マクロミルグループの事業活動のサステナビリティを巡る基本方針は、当社グループの「Mission」「Vision」「Values」そのものだと考えています。
当社グループは、お客様のより良い意志決定を支援するために、お客様が心から満足し感動するサービスを提供することで、持続可能な社会の実現に貢献し、社員一人ひとりが信念を持って経済・社会・環境の調和を重視した企業活動を推進していきます。